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配信者名くろすが送信する日記的、報告的な内容のブログです

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memories

2009/03/21 (Sat)

記憶
過去の思い
自分を形作るもっともわかりやすいもの
「一般的」には当たり前に存在し意識する必要がないもの

よくある疑問にこんなのがある

昨日の自分と今の自分が同じだと言えるのは何故?

それは記憶があるからだよ、と

そうなのか?では記憶がなければ?

問題はそこで問われている「自分」が何であるかにある

「自分」というのはたくさんいる
自分から見た自分 他者から見た自分 他者の分だけ自分は存在する

記憶がなければ自分から見た自分は消える

それゆえ残る自分は他者から見た自分、他者の記憶に依存する

つまりその場合、他者から忘れられると自分は完全に消失することになる

だが、待って欲しい
「自分」とはたくさんいる、が、
それは記憶だけによるものか?

もっともわかりやすいものであるだけで記憶だけではないはず

もちろん肉体でもない
細胞は年月とともに分裂、そして廃棄され、
生物学的には数年前の自分と今の自分とは完全に異なることは証明されている

では肉体でも記憶でもないとすれば何だ?
答えは出そうで出ない
けど言語で表すことができない概念なんてたくさんあるはずだ
本当の「自分」ってそういうものだと思う

だけどやっぱり身近なものとしては記憶だ
大局ばかり見ても仕方がないことは文化の項で語った通りだ

アナタは記憶障害の方に何と声をかけますか?


記憶障害っていうものは案外身近なものなんです
脳は一応繊細です
脳の物理的な損傷により記憶障害が起こるケースは多い
事故や老化によって

そのようなケースに直面して「自分」の脆さ、意識していなかった記憶の鎖に気づく方は少なくないだろう

そこでどう口を開くべきか

上述のような大局的な見方など通用はしないだろう
人が頼りにするのは地に足のついた理屈だ

では記憶について絶望の詩を奏でるしかないのか?
医学、あるいは心理学的アプローチでもどうしようもないのなら

最善の手段としては他者が記憶すること、忘れないことが挙げられる

しかしそれは考えれば考えるほど重いことだ
人は自分ひとりですら面倒を見切るのが精一杯だ
ふたり分の記憶、存在を背負うのは厳しい
故、障害者の立場からすると、自分が重荷になるくらいなら、、と思うだろう
グロテスクな表現を用いると、自分の首から上を切り取って相手にずっと抱えてもらうってことだからね

自分にとっても相手にとっても
痛い
苦しい
こんなの嫌だ
絶望

僕は最後の単語だけ誤りだと思うんだ
たとえ記憶障害のない人生であっても痛いし、苦しいし、嫌になることはある

人生は選択肢の連続集合体
選ぶことは捨てること
捨てることはたいてい痛みを伴う
アナタだけではないんだ
そもそも人生って痛いんだ

・・・また大局的な見地に立ってしまったかな
でもこれが私的な意見だ
大局的であっても具体的ではあるでしょう

アナタはアナタ自身の物語の主人公ではある
しかしページが破られることがあること、アナタの物語は数ある物語のうちのひとつに過ぎないこと、
それを忘れてはいけない

厳しい意見になってしまったけど
自分自身人生の痛さを受け入れること、受け入れさせてあげること、
そばに、いてあげること、いてくれることにマイナスの感情を抱かず素直に受け入れること、
それが大事
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