時の流れ

今更ながら「時をかける少女」見ました。

よかった。すごいよかった。
青春、友情、そしてほのかな恋愛。
これがマッチしているのが僕大好きなんです。

やっぱりって思いましたけど、
ガーネットの石言葉は「真実・友愛」

『ガーネット』はこの映画のテーマソングです

時は不可逆。だから時間が戻らない。
戻るとしたら時間ではなく、空間、物質、さらに言えば戻りたいと願ったその人自身。
その立場で言えば、時間軸は一本。
一本とは過去を変えれば未来も変わる。

ようは、「一瞬一瞬が貴重で大切な時間である」、そういうことです。
よく言われることですよね。今を大切にしなさいって。

でも気づかないものです。ほんとに。ほんとうに。
わかっているふりしてるだけです。ほんとにね。

上記と真逆の立場で、「無駄なことも必要である」という考え方もあるわけですけど、
むしろこっちの方が好きな人が多いとは思いますけど、
これは、逃げ　です。
こんな考え方では前進できません。
もっともらしく聞こえるし、考え方なんて人それぞれって言ったらその通りなんですけどね。
「世の中に無駄なことなんて一つもないんだよ」
ってなんだかんだで結局無駄なことを肯定する文句もありますけど、

つまり、「無駄なことも必要」ということより「一瞬一瞬が大切」ということに重きを置け、と言いたいのです。

それで、です。
「大切なこの瞬間を大切なことに使えばいいんですね。じゃあ大切なことってなんだ？
勉強？人間関係？家事？運動？その辺が合理的に考えると将来的に役立つだろうｊｋ」
違う。

自分がやっていて誇りに思えること、今の自分を見て自分ってかっこいいなと思えるようなこと、

それが大切なことだと僕は思います。
もうちょっとネガティブに言うと、やらなかったら後悔しそうなこと、でしょうか。
前にも書いたと思いますが、マイナスの感情は素直ですからね。

作品という非現実世界が現実世界に与える影響はやっぱりすごいものです。
どうせまたこの不毛な現実に妥協することになるだろうけど、
熱が冷めたら「いやいや無駄なこと必要だよやっぱり」とか言ってるだろうけど、
作品に感動した熱が冷めぬこの一瞬、
それは本当に短い瞬間だけど、大切にしたいものです。